先日、嫁ちゃんの車がバッテリー切れを起こしました。
新潟は豪雪地方ということもあり、寒さでバッテリー切れを起こすことが稀によくあります。
我が家はチャイルドシートが一個しかなく外出する時は私の車を常に使っていた為、嫁ちゃんカーをほぼ一ヶ月近く放置しておりました。
えぇ。その結果、イチコロ ですよ。
すぐに自動車保険に連絡をして事なきを得ましたが、加入している保険内容では"バッテリー切れ救助無料"は年一回までなのです。
次はお金がかかります。
JAFなら何回も助けてもらえますが、それもお金がかかりますよね。
だったら勉強して自分でやりましょう!
ということで、今回の記事ではバッテリーの切れた車を始動させる際のブースターケーブルの繋ぎ方についてご紹介します。
注意
- 今回は普通車(12V)で普通車(12V)を始動する方法をご紹介致します。トラック(24V)は使用不可です。
- ハイブリット車、軽自動車、アイドリングストップ搭載の車種では電気系統の故障につながる場合があるため、推奨しません。
- 作業をご自身で行う場合は自己責任でお願い致します。心配な方は素直にロードサービスに頼みましょう。
準備するもの
- ブースターケーブル
- 普通車2台
ー ブースターケーブル ー
ブースターケーブルは十分に太さがあるものを選びます。
細いものだと電流の強さに耐えられず、ショートや発火のおそれがあるためです。
普通車を始動する場合、100A以上対応のケーブルが良いです。
また、5m程度の長さがあれば車を並列状態で作業しやすいです。
それと作業を行う前にケーブルに亀裂や痛みがないかチェックしましょう。
ブースターケーブル つなぎ方
バッテリー切れを起こした車を[故障車]、救助する車を[救援車]とします。
[救援車]を作業しやすい場所に移動して、エンジンを停止します。
以下、ケーブルの繋ぎ方です。
- [故障車]のバッテリーの+端子に赤ケーブルをつなぐ
- [救援車]のバッテリーの+端子に赤ケーブルをつなぐ
- [救援車]のバッテリーの一端子に黒ケーブルをつなぐ
- [故障車]のエンジンの金属部分に黒ケーブルをつなぐ
ひとつずつ詳しくみていきましょう!
step
1[故障車]の+端子に赤ケーブル
バッテリーの+端子はカバーがしてあります。
カバーを外して赤ケーブルを接続します。
step
2[救援車]の+端子に赤ケーブル
こちらもカバーがしてあるので外して赤ケーブルを接続します。
step
3[救援車]の一端子に黒ケーブル
STEP2で取り付けたケーブルの反対側がー端子です。
黒ケーブルを接続します。
step
4[故障車]の金属部分に黒ケーブル
画像が少し分かりづらいのですが、エンジン内で何も仕事をしていない金属部分、できればバッテリーの反対側のどこでも良いのでボルトなんかに黒ケーブルを接続します。
この時に火花が出ますが大丈夫です。
ちなみに[故障車]バッテリーのー端子に接続しない理由ですが、最後の黒ケーブルを接続する時に火花が出てバッテリーに引火するリスクがあるので避けています。
バッテリーは微量の水素ガスが出ている時があるそうなので、避けられるリスクは回避した方が無難です。
繋ぎ終わったら、[救援車]のエンジンを始動させて5分ほど待ちます。
この間に[故障車]のバッテリーに電力が供給されるのです。
5分後[故障車]のセルモーターを回してエンジンがかかったらOKです。
ケーブルを外しましょう。
外し方は取り付けた順番と逆順になります。
外す順番は4 → 3 → 2 → 1 です
外す際、プラグ同士が接触しないように注意しましょうね。
それと[故障車]復活後、[救援車]はエンジンを停止しても構いませんが[故障車]はバッテリーがある程度充電されるまでエンジンを止めないでください。
できれば30分程ドライブに行ってくるのを推奨します。
また、バッテリーが切れた状態は著しく劣化が進むので早めに交換をした方が良いと思います。
以上です。
慣れてしまえばカンタンですので、この機会に自分で復活できるようにやり方をマスターしましょうね。