ひのまるです!
年末のとある日、会社のおっさんが
「50歳はまだ折り返し地点。人生あと半分もある。がっはっはっ!!」
とおっしゃっていましたが、本当にそうでしょうか?
人生100年時代。
100年と聞くとものすごく長く感じますが、実際の体感時間で考えればそう長くないのです。
今回の記事では人生の体感時間を数学的視点から考察しました。
人生は短いんだ!あっという間なんだ!
ということに改めて気が付き、読んでくれた方の人生を考えるきっかけになれば良いなと思います。
ではいきます。
ジャネの法則
まず最初にジャネの法則についてです。
19世紀のフランスの哲学者、ポール・ジャネが発案した法則に「生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢に反比例する」というものがあります。
50歳の人にとっての1年は人生の1/50程度でしかありませんが、5歳の人にとっての1年はその1/5に相当します。
50歳の人の1日は5歳の人の10日になるのです。
社会人になってからの方が、学生の時よりも時間経過が早く感じる気がする方も多いのではないでしょうか?
感覚的にですが、私もそう思います。
数式に置き換える
このジャネの法則「生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢に反比例する」を式で表すと次のようになります。
(x=年齢、y=心理的長さ)
ただこの数式には欠点があり、0歳時の心理的長さを求めることができません。
1を0で割ることができないためですね。
なので工夫します。
分母に+1をして
とします。
今回の場合は分母に+1をしても本質的に違いはありません。
この式のグラフは以下の通りになります。
よくある反比例のグラフですね。
25歳時の体感時間
このグラフを使って、25歳時の体感時間を調べてみましょう。
上図の色で囲った部分の面積が0〜25歳における体感時間を表しています。
面積は積分を使って求めることができます。
同様に0〜100歳における体感時間も計算しましょう。
よって比率は
=70.59%
体感時間として見るならば、25歳時で既に人生の7割が終了していることに‥
さらに踏み込んで考える
上記の方法では幼少期のまだ物心が付く前の期間も計算に入っているので、厳密に正しいとは言い切れません。
体感時間というならば、記憶がない期間は除き、物心が付いてからでなければいけないと思いませんか?
物心が付く時期ですが、一般的にだいたい4歳頃と言われていますので、今回は4歳で計算します。
=54.85%
物心が付いてからの計算だと、25歳で約半分終了のようです。
人生における折り返し地点を探す
では人生における中間ポイントはどこなのか?
20代前半に答えがありそうです。
探してみた結果、一番近似する数字は21.47歳。
年齢と日数で表すと21歳と約172日でした。
さいごに
今回は数学的視点から、人生の長さについて考えてみました。
21歳で半分とは…
人生長いようで短いですね。
後悔のないように毎日大切に過ごしていきたいと思います。
おわり